この節税対策がイイって聞いたのですが。。。本当に必要か考えてみる Part2

小規模企業共済と中小企業倒産防止共済を節税対策のために、みんな掛けているって聞いたんだけど。。。

今回は、小規模企業共済について

その節税対策は本当に必要なのか?
そもそも掛ける目的は、節税対策ではなく他にあるのでは?

小規模企業共済とは

積立てによる退職金制度
月々の掛金は1,000円~70,000円
加入後も増額・減額ができる

入ったら何がいいの?

  • 小規模企業の経営者や役員、個人事業主が退職金を受け取ることができる
  • 低金利で借り入れが可能

税金はどうなるの?

掛金支払時

全額を「所得控除額」として、課税対象所得から引くことができる

解約時

一時所得として課税…(解約手当金ー50万円)×1/2×税率

退職・廃業時

  • 一括受取
    退職所得として課税 …(収入金額-退職所得控除額)×1/2×税率
  • 分割受取
    公的年金等に係る雑所得として課税…(収入金額ー公的年金等控除額)×税率

で、結局どうなの

12ヶ月未満の場合、掛け捨てになってしまう

元本割れのリスクがある。

  • 20年未満で解約した場合
    共済金が100%を超えるのは240ヶ月(20年)以上となっている
  • 20年以上でも掛金を減額した場合

節税メリットもある小規模企業共済制度ですが、12カ月未満の場合の場合には、掛捨てとなってしまいますし加入期間20年未満は元本割れとなってしまうなどのデメリットもあります。

節税対策というよりは、資金の余裕がある時に、老後の蓄えとして加入するのがいいでしょう。

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