これって経費になるの?経費になるかどうかの判断基準

「これって経費になるの?」と、よく聞かれます。
経費になるかどうかは、購入した物や受けたサービスの種類だけで決まるわけではありません。

購入した物や受けたサービスの種類だけでは経費になるか決まらないことを示す図

経費になるかどうかのポイントは、事業に使ったかどうかです。

事業に使ったなら経費になり、使っていないなら経費にならないことを示す図

極端な例:サックスの消耗品

極端な例を出してみましょう。

私はサックスを習っています。どこかで演奏したり、吹奏楽団に所属したりしているわけではなく、趣味で家で吹いている程度です。

では、サックスを演奏するのに必要な消耗品を買ったとします。

趣味でサックスを吹く人が演奏用の消耗品を買った場合は経費になるかを問う図

サックスの演奏家や講師は、事業で使うものを買ったので経費になります。
反対に、私は趣味でやっていて、事業に使っているわけではないので経費にはなりません。

買った人 使い道 扱い
サックスの演奏家・講師 事業で使う 経費になる
私(趣味で吹いている) 事業に使っていない 経費にならない

同じサックスの消耗品でも、演奏家・講師は経費になり趣味なら経費にならないことを示す図

ボールペンの場合:使う目的で分類が変わる

また、ボールペンを購入したとします。
経費になる場合でも、使う目的によって分類が変わります。

ボールペンは経費になる場合でも使う目的で分類が変わることを示す図

  • 仕事に使うボールペンは、消耗品費。
  • 仕事に関係のある人に、お祝いなどであげたボールペンは、交際費。
  • 名前入りのボールペンを、宣伝のためにたくさんの人にあげた場合は、広告宣伝費。
  • 私用で使う場合は、経費にはなりません。
使い道 分類
仕事に使う 消耗品費
仕事に関係のある人に、お祝いなどであげる 交際費
名前入りのものを、宣伝のためにたくさんの人にあげる 広告宣伝費
私用で使う 経費にならない

ボールペンの使う目的別の分類(消耗品費・交際費・広告宣伝費・経費にならない)を示す図

このように、職業や、何のために購入したのか、何のためにサービスを受けたのかによって、扱いが違います。

職業や何のために購入したか、サービスを受けたかで扱いが違うことを示す図

「税理士だから判断してよ」と言われても

よく「税理士だから判断してよ」と言われるのですが、事業に使ったかどうかは、その事業者の方に確認しなければわかりません。

事業に使ったかどうかは税理士が事業者に確認しないとわからないことを示す図

まとめ

経費にするには、ご自身で 「どんな仕事に、何のために使ったのか」を説明できるかどうか を、一つの目安にするといいです。

  • 物やサービスの種類だけでは、経費になるかどうかは決まらない
  • ポイントは、事業に使ったかどうか
  • 経費になる場合でも、使う目的によって分類が変わる

どんな仕事に何のために使ったか説明できるかが目安というまとめの図

※本記事は一般的な考え方をまとめたものです。実際の取扱いは個別の状況により異なります。

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