PayPayで経費を支払ったらどう登録する?事業主貸・事業主借を使った処理

PayPayで事業の経費を支払った。

こんなとき、
「会計ソフトにはどう登録すればいい?」
と迷うことがあります。

PayPayで経費を支払った場合は、

  1. PayPay残高にチャージしたとき
  2. PayPay残高から経費を支払ったとき

この2段階に分けて考えると、わかりやすくなります。

チャージと経費の支払いの2段階に分けて考えることを示す図

① PayPay残高にチャージしたとき

まずは、PayPay残高にチャージしたときの処理です。
どこからチャージしたかによって、処理が変わります。

事業用の預金からなら事業主貸、プライベート用の預金からなら処理なしと分かれることを示す図

事業用の預金からチャージした場合

事業用の預金からPayPay残高にチャージした場合は、チャージした金額を「事業主貸」で登録します。

事業用の預金からチャージしたときは事業主貸を増やし預金を減らすことを示す図

考え方は、
事業用の預金 → PayPay残高
ですが、PayPay残高にいくら残っているのかを会計ソフトで管理しようとすると、処理が煩雑になります。

そこで、PayPayにチャージした時点で、
いったんプライベート資金にお金を移した
と考えます。

そのため、事業用の預金からチャージした金額は「事業主貸」で登録します。

PayPay残高の管理は煩雑なので、いったんプライベート資金に移したと考えることを示す図

プライベート用の預金からチャージした場合

プライベート用の預金からPayPay残高にチャージした場合は、何も処理しません。
事業のお金は動いていないため、この時点では会計ソフトへの登録は必要ありません。

プライベート用の預金からのチャージは事業のお金が動かないため処理しないことを示す図

② PayPay残高から経費を支払ったとき

次に、PayPay残高から事業の経費を支払ったときです。

このときは、支払ったものを経費として計上します。
ただし、支払いの時点では現金や事業用の預金は動いていません。

そのため、相手の勘定科目には「事業主借」を使用します。

PayPay残高で経費を支払ったときは経費と事業主借を増やすことを示す図

①のチャージの段階で、PayPay残高をプライベート資金として処理しているためです。

つまり、
PayPay残高から事業の経費を支払った
→ プライベート資金で事業の経費を支払った
と考えます。

そのため、「事業主借」を使って経費を登録します。

現金も預金も動かず、PayPay残高はプライベート資金なので事業主借になることを示す図

PayPayの取引履歴を利用すると登録がラク

PayPayから取引履歴をダウンロードすることもできます。
取引履歴をCSVなどでダウンロードして、会計ソフトへの登録に利用すると便利です。

PayPayの取引履歴をダウンロードして会計ソフトへの登録に使うことを示す図

ただし、今回の方法で処理する場合は、取引履歴をそのまますべて登録するのではなく、

  • PayPay残高にチャージした金額
  • プライベートのモノを購入した履歴

この2つの履歴は削除してください。
必要な取引だけを会計ソフトへ登録します。

チャージした金額とプライベートの購入を削除し、必要な取引だけ登録することを示す図

まとめ

PayPayで事業の経費を支払った場合は、まず取引を2段階に分けて考えます。

場面 処理
事業用の預金からチャージ 「事業主貸」で登録
プライベート用の預金からチャージ 何も処理しない
PayPay残高から経費を支払った 経費を計上し、相手の勘定科目は「事業主借」

PayPay残高そのものを会計ソフトで細かく管理しようとすると、処理が複雑になりがちです。

今回の方法では、チャージした段階でいったんプライベート資金として考えることで、処理をシンプルにしています。
一つの取引として考えるとわかりにくいものも、流れを分けて考えると整理しやすくなります。

チャージは事業主貸か処理なし、経費の支払いは経費と事業主借というまとめの図

※本記事は一般的な考え方をまとめたものです。実際の取扱いは個別の状況により異なります。

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